RedBreast 12 years を飲んでみた

つい先日、facebook で投稿が流れてきて知ったのですが、「Worldwide Whiskey Trophy 2019」に RedBreast 12 years が選ばれ、100点満点中98点だったそうです。

ちょうど Tullamore Dewが切れかけていたところでした。これが口に合っていて大層満足していたのですが、最近疲れていることもあり、たまには贅沢も良いだろうと思い、購入を決意。

そこで今日、オフィスからの帰り際に家の近くにある酒屋(こちらでは Off Licenceと看板を出します)に寄り、おっちゃんに聞いたところ在庫があったので値段も見ずに即決、買ってきました。(注: こっちは高価な酒はカウンター裏に並ぶので視力が悪かったり値札が小さいと値段が見えません)

ちなみに 75ユーロでした。それなりのおねだん。

さて、あけてみた感想は、というと。

まず雑な感想ですが、高級なウィスキーの味、香りがしました。辛さはもちろんあるものの、口の中で主張せず溶けるように流れていく、刺激の少なさ。

複雑な香りは、何度か口に含んでも、その都度違う味が現れるような感じです。

いいお酒は飲んでも翌日に残らないと言いますが、私個人の数少ない飲酒経験から言っても、その類のお酒かなと思いました。

このお値段でこの満足度なら、私はせいぜい一日になめる程度しか飲まないので、割と常飲するのもアリかなと思う次第。

思わず、隣にあった 15 years をオーダーしてしまう日も、遠くないかもしれません。

日本人が知らない米アレルギー

※アレルギーの専門家ではありません。あくまで個人の経験と調査をもとにした記事です。

 

米アレルギーが存在することを、ほとんどの日本人は知らないでしょう。wikipedia でも英語版とベトナム語しか記事は存在しません。

一般的なアレルギーでは、接種後数分で腫れや痒み、重症だと呼吸困難などが現れますが、米アレルギーは数日かかって症状が出ます。便秘、下痢、嘔吐、血便などが主な症状です。この結果として、発育不良や体重の減少が見られるでしょう。くしゃみ、鼻水、かゆみ、喘息、腹痛、湿疹といった症状が出ることもあるそうです。なお、これらの症状はすべて私が実際に体感しました。

wikipedia

“rice allergy”で検索すると一番上に出てきた記事

 

 

米アレルギーかどうかを判別する一つの方法は、米を食べることをやめることです。2週間ぐらいで効果が出てくるでしょう。

私の場合は、日本に住んでいた時、慢性的に便秘がちで、月に何度も、頻繁に腹痛や下痢を起こしていました。腹痛がひどいときは、腸から出血していることもありました。

腹痛は不定期に襲ってきましたが、旅行や外食でたくさん食べた時に起こることから、そういった場合は単なる食べすぎだろうと考え、あまり深く調べたり疑ったりすることはありませんでした。

春と秋は鼻炎がひどく、スギ花粉の時期とは違う時期に鼻水がひどいことになる始末でした。さらに同時期には肌のかゆみもひどくなり、炎症を起こし、体調は最悪という感じでした。

 

 

日本を出ると、米を食べる頻度は自然と減りました。すると、腹痛がぴたっと収まり、鼻炎も収まりました。身長と比べると軽すぎる体重も、少しですが増えました。

先週、2回ほど米を食べる機会がありました。オムライスが好物だったのと、外食だとどうしてもメニューに含まれることがあるのです。数日たち、便秘、腹痛、鼻炎、肌荒れが襲いました。

 

 

分かりやすさのため米アレルギーと書きましたが、本当はイネアレルギーだと思います。このアレルギーは、中国、韓国、日本で多くみられるそうです。米が主食の地域だからでしょうか。病院で診断を受けることも可能だそうですし、日本でもがんばれば数週間、米食をやめることはできると思います。

腹痛に悩む方、自分がイネアレルギーではないか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

湯たんぽの話

海外で寒さに耐えようと思ったとき、日本人なら、ちゃんちゃんことか湯たんぽとかコタツとか連想しますよね。
ですが、コタツはちょっと難しいでしょう。となると湯たんぽを検討するでしょう。

こちらで探すと、hot water bottle というものが売っています。それっぽい形です。
値段はともかく、こちらのボトルは熱湯を入れることを想定していません。
熱湯を入れて破裂し、火傷を負うケースが報告されていますので、ご注意ください。

電気毛布を買うか、着込むか、あるいは面倒でも日本製のガッチリした湯たんぽを調達されることをおすすめします。
Japanese Hot Water Bottle [Yutanpo Japan Import] Size L https://www.amazon.co.uk/dp/B000BSC7F2

アイルランドで家を買いました2

誰かの役に立つかは分かりませんが、商習慣の違いは面白かったので書いてみたいと思います。

日本で家を売買した経験が一応あるので、そこの違いについても簡単に触れます。なお、日愛どちらも中古マンションの購入です。

ブログとか見てると、UK(イギリス)も似たようなプロセスになるようですね。そういう意味では日本がガラパゴスなのかしら。

・日本で家を買ったとき(サンプル=1)

物件の下見に行く

不動産業者に買う意思を伝える(この時点で申し込みとしてキューに入り、順番が決まる)

必要書類(申込書類、年収や資産、会社の勤務証明、現住所、etc…)を揃える。書類は主に住宅ローン申し込みのため。

手付金の支払い(ローン審査と前後ずれてるかも)

住宅ローンの審査結果が出る ※私の場合は不動産業者経由で幾つか申し込みしてもらった。オンラインバンキング使う場合は自分で、という感じ。

銀行に行って金消契約

宅建持ちの人立ち合いで読み合わせ、契約、決済。抵当設定、登記。

・アイルランドで家を買ったとき(サンプル=1)

住宅ローンに申し込む。想定予算や借りたい金額、資産、年収、勤務先などを提出

ローンの審査結果が出る ※法律で年収の 3.5倍までしか貸してくれません。あと、物件金額の 1-2割は頭金が必要。

物件を見に行く ⇒ 購入の申し込み。

弁護士、下見業者、物件の査定業者を探す(大体、不動産業者が斡旋してくれます)。また、銀行の住宅ローン担当がアサインされる

手付金の支払い(送り先は弁護士) ※弁護士が一括でお金のやり取り、登記関係などを請け負ってくれます。

住宅ローンの本申請。弁護士事務所へ行って諸々のサイン(あなたにお任せします~とか)

売主との交渉(私は面倒だったので2%の値上げを打診されましたが即答しました)

住宅ローン確定

弁護士へ頭金の支払い。手付金や手数料を含めて計算して送金

全部送金できたら、住宅ローンの発行と先方への送金を弁護士がやってくれる

その後、鍵を受け取る

(TBD)登記が完了したらドキュメントが送られてくるはず

こんな感じでした。あんまりまとまってませんが、日本のプロセスと全然違うってのが分かると思います。

プロセスについて全然知らないで下見に行きまくっていたため、住宅ローン申し込みプロセスとか全然知らずに「ねぇこの物件買えるの?手数料どれくらい?申込先は」みたいな質問をしていたことに後から気付きましたが、まぁよくあることです。

面白エピソード(笑えない)でも紹介して終わりにします。

・弁護士に「通訳呼べる?」って言われた

いわゆる重要事項説明みたいなミーティングで何度か聞き直したため、弁護士が「大丈夫かこいつら」的な反応になったときのセリフです。慌てて「聞き取り辛いんですぅ。読み書きだったらダイジョブ!」というわけでパソコンにタイプしてもらいました。

いや、大した内容じゃなかったんだけどね。今日のミーティング後は弁護士への依頼はキャンセルできませんーとか、家主が出ていかない場合は 1か月ぐらい待って申し込みを解約できますよーとか。まぁそういう系。

・メールすると必ず電話で返事してくるけど仕事はしないエージェント

アイルランドでは物件といえば daft.ie です。ここに不動産業者やら個人やらが貸し出しも売り出しも掲載します。

今回私を担当してくれた不動産エージェントのダン(仮名)。今回買った物件は(近隣の部屋と比べると)少し割安だったんだけど、写真はマンション入り口の一枚だけ。設備とか詳細も何にもなし。

1回メールしたときには電話かかってきて「お、買いたいん?下見設定するから、また連絡するわー。ほな」って電話切ってから3週間ぐらい応答なかった。というか忘れてるだろ絶対。その後も2回ぐらいメールして、それでようやく下見ができる始末。

んで。その後もダンとの戦いは続きました。

「住宅ローン申し込んだけど売主はなんて言ってるの?(メール)」⇒「確認しとく!また連絡するから!(電話)」⇒応答なし

「送金したよー」⇒「おk!」⇒返信なし

彼の紹介してくれた弁護士や業者はみんな仕事早かったので、そういう意味では良いコネクションを持った人でした。

さすがアイルランド。まぁ慣れたけど。

企業化する犯罪組織

没ったので、ブログで。

 

サイバー犯罪は年々、組織化している。セキュリティ製品を販売する Bromium が 2018年に公開した以下のレポートがある。
レポートによれば、サイバー犯罪の規模は 1.5兆ドルにたっしており、違法な支払い、ロンダリング、資金供給といった生態系が生まれているという。
サイバー犯罪への注目が高まっている中、Hewlett Packard Enterprise(HPE)が 6月にラスベガスで開催したイベント「HPE Discover Las Vegas 2019」で、FBI のシニアコンピュータサイエンティストである James Morrison氏は、以下のように述べた。

現代のサイバー犯罪組織は、彼らのビジネスにおいて、利益を再投資しています。データセンターの拡大、機械学習といった技術は彼らにとって必要なものになりつつある。

2年前に同じイベントで、ファームウェアやハードウェアについて言及したことは今でも覚えています。今、サイバー犯罪はより洗練され、組織化されています。これはサイバー犯罪組織と呼べるものです。数年前、組織と個人は半々といったところでした。しかし現在、高度に組織化された犯罪グループが極めて多くなっています。これまでとは異なる国、インドやナイジェリア、インドネシアといった国々でも、これらの組織が見られるようになっています。

攻撃が容易に実行できるように

サイバー犯罪が急増しているのは、参入障壁が低くなっているのも理由だ。かつてのように天才的な人間がコードを書く必要はなく、単純なランサムウェアツールを購入できる場所へのアクセスだけだ。このような場所は通常の検索では絶対にたどり着けないため、インターネットを”深く潜った先”、ダークウェブと呼ばれている。購入したメールアドレスリストと組み合わせることで、ターゲットがリンクをクリックするように仕向け、そして利益を得ることができる。
このようなサイバー犯罪の経済的な例として、10万メールアドレスを 50ドルで購入し、200ドルのレンタルランサムウェアを送り付けるという手口を説明した。
このうち 5000人がクリックし、さらにそのうち2割にあたる 1000人が身代金を 400ドルずつ払ったとすれば、たった 250ドルの投資で 40万ドルを得ることができる。
さらに、ランサムウェアのレンタルには 24時間 365日の手厚いサポートがついている。ライセンスを1か月購入するだけで40万ドル稼げるとすれば、これこそが規模の経済と呼べるものだ。
攻撃を行う経路も、メールはもちろん、インターネットルーターやコンピュータだけではない。身近にある IoT 機器、例えば水槽の管理用ソフトウェア、あるいは Raspberry PI のように小さな電力で動くデバイスも、攻撃者にとっては便利な踏み台になりえてしまう。
さらに、医療システムや救急システムといった非常に重要な社会インフラにランサムウェアが感染した場合、事態はより深刻になる。実際、フロリダ州にあるリビエラビーチ、レイクシティはそれぞれ60万ドル、50万ドルの身代金を支払い、IT部門で従業員が解雇されたという報道もある。
サイバー犯罪の最先端で活躍する FBI で活躍する彼ですら、サイバーセキュリティ分野への投資が本当に重要であり、被害を受けてからでは遅いと述べている。保険についても言及していたが、まだまだサイバーセキュリティ分野での保険は発展途上にあり、自分の身は自分で守らねばならない。

サイバー犯罪の産業化

組織化が進む一方で、専門的な産業としての側面を持ち始めているという指摘もある。Hewlett Packard Enterpriseの副CISOである Drew Simonis氏はこの状況について、「サイバー犯罪が産業になりつつある」とした。

会社を訪問することは多いですが、ネットワーク内の不審なトラフィックを検出できない会社の数には未だに驚いています。彼らは「何が起こったのかわかりません」としか言わないのです。ランサムウェアは今や “クリックして感染する” だけではありません。何らかの防御システムを持ち合わせていないとすれば、検出されるまでには 1週間以上かかるでしょうから。一丁あがり、ですよ。

ランサムウェアは少しずつ姿形を変え、30日で全く違うものが出現するという。今月に入っても、Sodin や Ryuk が猛威を振るっている。
そしてもちろん、身代金を要求するだけランサムウェアに限らず、暗号資産をマイニングするマルウェアも問題だ。
企業においてセキュリティ担当者の採用や予算の充実なだけではなく、個人レベルでも今まで以上に高いセキュリティ意識が求められる。

 

家を買いました

別に自分はアイルランド人ではないんですが、ダブリンって非常に住みよい環境でして、特に子供にとっては素晴らしい環境てす。去年から、スタンプ4 という、住宅ローンを組める在住権になったので、銀行とあれやこれや相談してローンを組みました。

あ、とりとめない内容なので、読み物としてどうぞ。家を買いたい人は英語の記事とか探してください。

窓からの風景

自然がうんぬんとかは日本でも田舎行けば当然ありますけど、ベビーカーでバス乗るの当たり前だとか、学校が無償で子供手当も出て移民向けの英語の特別クラスもあり、親が英語使えてボチボチ田舎が好きなら気に入ることうけあいです。

ともあれ、そんなわけで家を買いました。アパートメント、日本でいうマンションですね。間取り的には3LDK相当で、80m2ぐらい。郊外に行けば、それこそ築200年で150m2とかあるのかもしれませんが、私は車乗らないので都心で少し広いぐらいがちょうどよいのです。

築17年くらいで、ソファーやダイニングテーブル、椅子、あとベッドといった家具つき。ベッドは壊して捨てましたが。ベランダもあり景色もよく、周りはアジア系、イスラム系が住んでいて抵抗なく馴染めそうです。

日本に住んでたときも江東区の南砂町にある巨大マンションの一室を買って住んでたんですが、数年後に割と高く売れたんで、今回もそうなったらいいなーと淡い期待をしてます。

ダブリンは今後も移民が増え続けていくでしょうし、子供も多く人口ボーナス期なので、EUが完全に失速するまでは、しばらく上向きの経済が期待できます。

さて、子供二人にひと部屋ずつ割り当てつつ、夫婦は一部屋。あと、広めの物置を占拠してパソコンルームとしました。2畳ぐらいなのでいい感じです。

しかし窓も換気口も無いため発熱がやばいデスクトップは置けず、交渉の末にリビングへ。

バスルームは2つあるんですが、片方のトイレの流れが悪く、そのうち業者呼ばなくてはいけません。めんどい。お湯はバスタブに張れるくらい十分に出ます(海外だとバスタブ無かったり、お湯のシステムが貧弱だったりします)

日本の風呂文化ってすごい。温泉が懐かしい!まぁでも実際のところ毎日シャワー浴びてれば風呂につからなくても別に普通に生きていけるのよね。

自分も先週までは風呂溜めて入ってたんですが、開き直ってみれば案外シャワーだけでもストレスなく生きていけるもんです。

というか日本の水回り最強。

シーリングライトも裸なので付け替えが必要でした。日本のように汎用的なプラグになってないので、ケーブル工事のために電気技師をそのうち呼びます。日本すげーわ。

引き渡し直後。ジャケットがそのままだったので誰かまだ住んでるのかと思った。

そんなわけで、買った家のもろもろをネタ的に紹介しただけで終わってしまいました。

今度また時間があるときに、適当英語で弁護士とやりあった話などを書いてみたいと思います。